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12. 相続の手続全般を頼みたい、その登記の手続を頼みたい。

 1.相続人間で争いの要素の見られるあるいは予想される場合、
2.相続人間で争いの要素のないあるいは予想されない場合、

 などの、それぞれについて重要点として先にお伝えしたいこと

−A4で1枚半くらいの分量です。−


−下記の「より詳しい情報は」などで使っている用語の意味について、
『サイト内主な用語索引』『サイト内全文検索』などもご活用ください。 −



1.相続人間で争いの要素の見られるあるいは予想される場合には、できるだけ当初から、司法書士や弁護士など専門家に注意点・疑問点などを相談しながら、その相続の手続を進めることが必要かつ有効な選択になると考えます。


 当事務所で相談を受けた場合で、
 相続人間で争いの要素がある場合、あるいはその予想がされる場合には、

 司法書士は、代理人としての仕事が行える金額が一定額(現状で争いの対象になる財産の金額が140万円)までなので、当事者一方の代理人になれる場合は少ないため、この場合の相続の手続の相談は、裁判所へ調停や審判の申立をご本人が行うための、書類作成援助の業務をすることと、それについての相談業務が主な業務になります。


 当事務所で相談を受けて、それに対する相談業務を行った場合に、その内容について当事務所で裁判所申立のための書類作成援助業務を受託した場合には、その相談料は無くなり、その裁判所等手続の書類作成支援業務だけの報酬額になります。
 (これに関して、『お問合せ・相談窓口』の「フォーム」からのご相談を受けた場合、事務所代表者の時間の取れる限りでとして、有料相談業務又はその他の有料での業務受託契約をするまでは、無料相談が可能です。)


 相続人間での争いの要素が見られ、争いが生じる予測がされるような場合でも、まだ争いにまではなっていない状況で、相続人全員の同意があれば、その話し合いの席に同席して相談を受けることは、そのうちの基本的に一名の方からの裁判所申立手続(調停や審判手続)についての相談として受けることは可能です。


 当事者どなたかの代理人になって手続を進めることは、基本的に弁護士だけが行うことができることになります。
 この場合に弁護士に代理人を頼みたい希望があれば、可能な範囲で信頼している弁護士を紹介させていただくこともできます。



2.相続人間で争いの要素がない、あるいはそれが予想されないような場合にも、身近では司法書士など専門家に依頼するのは早めにして、注意点・疑問点などを相談しながら、その相続の手続を進めることを、お勧めします。
 その理由の主なものは下記のようなものです。


 たとえば税金のことについては、税理士が専門家ですが、司法書士や弁護士は、基本的に税理士又は税務署での確認をしてもらって、その相続関係手続を進める業務をしていますので、その点についての注意を−たいていはご本人の方からの問い合わせを受けますが−促したり、簡単な国税庁から公開されているような基本的な情報のアドバイスをすることができます。


 また、「相続の放棄」をしなければならないような場合もあります。この場合、相続財産の売却処分などをしてしまうと、手続ができないことがありますので、その点についての注意を促すこともできます。


 当事務所で相談を受けてそれに対する相談業務を行った場合に、その内容について、当事務所で相続の手続書類の作成を受託したり、関係の官公庁・金融機関などの事務委託を受託したり、贈与登記手続の受託をしたりする場合には、その相談料は無くなり、その書類作成事務や官公庁等での事務代行業務や登記手続業務だけの報酬額になります。
 (これに関しても、『お問合せ・相談窓口』の「フォーム」からのご相談を受けた場合、事務所代表者の時間の取れる限りでとして、有料相談業務又はその他の有料での業務受託契約をするまでは、無料相談が可能です。)


 具体的な手続については、当初ご本人が取っていただくことが必要な書類の一覧表と、手続にかかる費用と、それらの説明をした文書をお渡しできますので、それを市役所などに持参して当初書類を取っていただくことが、一番分かりやすい方法になっています。

 当初から、すべての書類を、委任を受けて当事務所で取り寄せることも可能です。(但し、相続人ご本人の印鑑証明書などを除いて。)


3.その他、先に税理士さんに相談した場合には、相続人間で争いがないような場合には司法書士に登記や相続関係証明書類の調整の手続を、争いの要素がある場合には、弁護士に相談することを勧めることになる、と考えられます。


 また事前に、このサイトの情報なども、おりに触れて参照しておくと、肝心な時に役立つと思います。

 これについては(このサイトの情報参照については)、『サイト内基本用語索引』『サイト内全文検索』などもご活用ください。



より詳しい情報は、     
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